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ゲノム医学のための遺伝統計学 (クロスセクショナル統計シリーズ 3)

, 田宮 元

によって 田宮 元
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内容紹介 ゲノム医学は,ヒトゲノムの諸特徴を利用することで人類が直面しつつある問題に正しく対処し,持続可能な医療の実現を期待して創始された新しい学問分野であり,遺伝的統計学は定量的側面からその根幹を支えている。定量的な遺伝学は,1900年代の初めから数々の研究者たちによって高度な理論体系として完成されたが,ここ20年間で行われたヒトゲノム解読プロジェクトをはじめとした多くの関連プロジェクトの成果は,この理論体系の意味するところについて具体的理解を可能にし始めている。 本書は,そのような集団遺伝学・進化遺伝学や量的遺伝学・遺伝疫学に基づき,ヒトの複雑でありふれた疾患や形質に関する,ゲノム医学のための遺伝統計学を紹介する。古典的な遺伝数理の概念のみならず,昨今のゲノムビッグデータ解析にも言及し,ヒトゲノム解読やヒトゲノム多様性研究,ゲノムコホートに代表される現代的なゲノム医学研究について,定量的側面と定性的側面の両方から迫っていく。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 田宮/元 1998年名古屋大学大学院理学研究科博士後期課程満了。現在、東北大学東北メディカル・メガバンク機構・ゲノム遺伝統計学分野教授。専門、遺伝学、遺伝統計学、ゲノム医学 植木/優夫 2008年岡山大学大学院環境学研究科博士後期課程修了。現在、東北大学東北メディカル・メガバンク機構・ゲノム遺伝統計学分野助教。専門、統計学、遺伝統計学 小森/理 2010年総合研究大学院大学複合科学研究科統計科学専攻修了。現在、統計数理研究所特任助教。専門、機械学習、医療統計(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
以下は、ゲノム医学のための遺伝統計学 (クロスセクショナル統計シリーズ 3)に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
ある程度は遺伝学の知識がないと読めない。定理の証明などの式展開はかなり不親切。しかし、遺伝学で用いる統計学的方法の解説に留まらず、遺伝子の挙動を数学モデルで記述する。数理遺伝学にも説明がある。統計学に限定せず、遺伝学に数学を用いるという意味で数理遺伝学というタイトルにしたほうが良いかも知れない。随所に挟まれるコラムも興味深く、本文が理解できないならコラムだけ読んでも面白い。東大出版の「統計学入門」や本シリーズの「数理統計学の基礎」が読めるなら数学・統計学の知識は十分すぎるほどにある。

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