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進化心理学から考えるホモサピエンス一万年変化しない価値観
本, アラン・S・ミラー
によって アラン・S・ミラー
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ファイルサイズ : 23.59 MB
男は繁殖、女はリソースすべては自分の遺伝子を後世につなぐためわたしたちの脳と体には、太古の昔に育まれた使命が組み込まれています。その影響は、人生設計から日々の意思決定まで、すべてにおよんでいます。恋に落ちる、夫婦ゲンカをする、お気に入りのテレビをみる、夜ひとりで歩くのが怖いと感じるたびに、わたしたちは独自の進化を遂げた「ヒト」として行動しています。なぜ神経外科医は男性が多く、幼稚園教師は女性が多いのか? なぜ女たちはダイヤモンドに目がないのか? なぜ男性政治家はセックススキャンダルでキャリアを台無しにするのか? なぜ、どのようにして私たちは恋に落ちるのか?――これらすべては本能からくる欲望に直結したもので、1万年前のわたしたちの先祖と本質的にはまったく変わらない行為です。進化心理学は人間の本性を扱うサイエンスです。本書では、二人の進化心理学者が、最新の研究の成果を用いてヒトの心理メカニズムを紐解いていきます。わたしたちが生きていくうえで直面する出来事――配偶者選び、結婚、家族、犯罪、社会、宗教と紛争――を項目ごとにわかりやすく解説。日常のあらゆる領域にみられるひと筋縄ではいかないさまざまな問題、そしてこれまでタブー視されていた過激な問いかけも、進化心理学の視点を用いてクリアにしていきます。素朴な疑問から、非道徳的な事項、残酷な要素もあえて提示した本書は、これまでの常識をくつがえす真実をシンプルで読みやすい文章で紹介していきます。本書を読むことで、人間の本性についての観念が180度変わります。
進化心理学から考えるホモサピエンス一万年変化しない価値観を読んだ後、読者のコメントの下に見つけるでしょう。 参考までにご検討ください。
進化から人間の行動とその背景を考える本としては、『トラウマと記憶(春秋社)』、『ポリべーガル理論(春秋社)』などがあります。"繁殖の性向は、人間を含めてすべての生物の存在目的である"という言葉が、この本の底流に流れています。この視点で、男女の性差を教えてくれているので、"大脳新皮質"で読むと男女の平等や民族の平等などと激しくぶつかりますが、人間が持っている"トカゲの脳"を考えながら読むと、素直に読むことができます。"大脳新皮質"で理性的、道徳的に男女の平等を語ることもたいせつなのでしょうが、私たちの中に、"トカゲの脳"がないふりをしてしまう(否定してしまう)のは、それはそれで偏っているのではないでしょうか。そんなことを考えさせてくれる本です。
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