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生物学探偵セオ・クレイ: 森の捕食者 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

, Andrew Mayne

によって Andrew Mayne
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内容紹介 教え子の殺害は本当に熊によるものなのか?生物情報学者のクレイは偽装を見破り、背後にいる恐るべき殺人鬼の存在に迫るが……。 内容(「BOOK」データベースより) モンタナ山中での調査からモーテルに戻ってきた生物学者セオ・クレイは、突如警察に拘束された。かつての彼の教え子が、無残に切り刻まれた死体となって近隣で発見されたのだ。セオの嫌疑はすぐに晴れ、検死の結果、犯人は熊とされた。だがセオはその結論に納得せず、独自の調査を始めるのだった―カオスの中に秩序を見出す!生物情報工学を駆使して事件を解決する天才教授セオ・クレイの活躍を描く、シリーズ第一弾。 商品の説明をすべて表示する
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セス・クレイ教授は大学で生物工学を教えている。モンタナ州の人里離れた町に滞在中、近くの森で昔の教え子の死体が見つかったことから、地元の警察から容疑者扱いされるが、殺害は熊の仕業とわかり、釈放される。しかし、彼はこの事件は熊による食害ではなく、殺人だと告発し、田舎の悪徳+無能警察を敵に回して、大変なトラブルに巻き込まれて行く。生物工学というのがなんだかよくわからないが、データをもとにあらゆることを数値化するようだ。このセオ教授は、自然科学の広範な知識を最新のソフトやら計算式やらでデータ化して、「真実」に迫っていく。それにしても、本人が自己分析しているように、最初は、「頭はずば抜けてよいけど、世渡りがものすごく下手で、社会性に欠けるオタクっぽい大学教授」というスタートだった気がする。つまり「一般社会の刑事事件なんかはまったく無知な学者」。ところが中盤以降は、FBIの行動分析課も真っ青になるくらい、アメリカの連続殺人事件や悪名高い大量殺人犯について、データから内面までとうとうと、かなり強引な論法で論じるようになる。もちろんそれだけでなく、彼がデータをもとに歩くところ死屍累々となり、クライマックスは・・・ということで、最初に期待していた展開とはずいぶんとかけ離れたストーリー展開となりました。作者はマジシャンでもあるらしく、登場人物からストーリー展開まで、ずいぶん強引にギリギリ無理させています。主人公も、いやはや、とんでもない目に遭い続けるわけだが、警察が当てにならないとはいえ、とにかく発想も行動も強引すぎて、魅力的とは言い難かった。しかし、だからといって、この作品が面白くないわけではなく、1日であっという間読了。ただ、これは作者本人の問題なのか、翻訳の問題なのか、文章に一貫性とテンポがなく、また原文にとらわれて訳しすぎたのか、現在形と過去形が入り乱れて非常に読みにくかった。テーマと材料がものすごく魅力的なのに、すべてにおいてもうちょっと整理するとか、なんとかならなかったのかと残念なところの多かった作品です。アメリカでは続編も出版済みにようなので、次回作に期待です。

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