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歴史街道 2019年 2月号 [雑誌]
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内容紹介 ◆今月は「東京オリンピック」と「大坂の陣」の豪華二大特集に、出口治明先生の「二〇一九年を読み解くための世界史講座」です。 二大特集その一は、大河ドラマ「いだてん」の二人の主人公を取り上げた「金栗四三(かなくり しそう)と田畑政治(たばた まさじ)」。 金栗は、日本最初のオリンピック選手で「日本のマラソンの父」と呼ばれる人物。 田畑は、1964年東京オリンピック招致に尽力したキーマン。 それぞれの人生を紹介しつつ、日本にとってオリンピックとは何だったのかに迫ります。 大河ドラマに出演する中村勘九郎さん(金栗四三役)、阿部サダヲさん(田畑政治役)、綾瀬はるかさん(金栗四三の妻・春野スヤ役)のインタビューも掲載。 二大特集その二は、乱世を最も熱く生きた男たちを取り上げた「決戦! 大坂の陣」。 最新の研究成果を盛り込みつつ、真田信繁(幸村)、毛利勝永、木村重成、大谷吉勝(吉継の子)ら、戦国最後の敗者復活戦に己のすべてを賭けた男たちの激闘を紹介します。 特別企画は、ライフネット生命保険株式会社の創業者で、現在は立命館アジア太平洋大学学長の出口治明先生に聞く「二〇一九年を読み解くための世界史講座」。 米中貿易摩擦、英国のEU離脱、中東情勢、北方領土といった問題を、歴史の観点から読み解いています。 藤沢周平の傑作サスペンス、待望の映像化に際して、瑛太さんと橋爪功さんにもインタビュー。 ――目次より―― 豪華二大特集その一 金栗四三(かなくり しそう)と田畑政治(たばた まさじ)――東京オリンピックに何をかけたのか 総論 近代以降の日本にとって、オリンピックとは何だったのか:童門冬二 金栗四三五輪に初めて出た男 中村勘九郎・インタビュー:驚くほど一途でまっすぐな人 「黎明の鐘になれ」師・嘉納治五郎の言葉が〝マラソンの父〟を生んだ:近藤隆夫 田畑政治 五輪招致のキーマン 阿部サダヲ・インタビュー 平和の祭典で、戦後日本を勇気づけた人 “熱血漢”は大事業の道筋をつけ、そして舞台から去った:塩田 潮 幻の一九四〇年大会から一九六四年大会へ 願いは繫がった! 招致活動に奔走した人々:松田十刻 大河ドラマの脚本家が語る、この二人を主人公に選んだのは…:宮藤官九郎 巻頭グラビア:綾瀬はるか 豪華二大特集その二 決戦! 大坂の陣――乱世を最も熱く生きた男たち 総論 戦国最後の戦いに、男たちは何を賭け、何を残したか:小和田哲男 真田信繁(幸村)◎諦めず絶望せず、己を己たらしめるために:嶋津義忠 木村重成◎百戦錬磨の後藤又兵衛が激賞し、家康が惜しんだ若武者:風野真知雄 毛利勝永◎真田を助けるべし──敵十二隊を退ける最期の奮戦:吉川永青 大谷吉勝◎父・吉継の想いを胸に、信繁と共に…:富樫倫太郎 研究最前線! 徳川と豊臣の関係、鐘銘事件、堀の埋め立ての実相:渡邊大門 世界史からの随想 キリシタン武士が全滅、日本人らしさはかくして守られた:荒山徹 特別企画 出口治明◎二〇一九年を読み解くための世界史講座 ――米中貿易摩擦/英国のEU離脱/中東情勢/北方領土問題… その他も、読みどころが満載! ●【好評連載最終回】欅坂46キャプテン 菅井友香の「動物」と「歴史」の意外な関係 ●【インタビュー】瑛太・橋爪 功:藤沢周平の傑作サスペンス、待望の映像化! 予測不能のエンターテイメント時代劇を演じて ●【読み物】千年前、日本が初めて侵攻された日──刀伊の入寇:倉本一宏 ●【連載小説】月と日の后:冲方丁
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特集金栗四三と田畑政治マラソン史上最も遅い記録をあなたはご存じだろうか?答えは、54年8ヶ月6日5時間32分20秒金栗四三の残した記録がそれである。彼は、1912年の第5回ストックホルムオリンピックに参加するも、マラソンレースを途中棄権。ゴール地点には向かわず、正式にリタイアを競技委員会に告げることもなく帰国した。時を経て、その彼のもとに一通の手紙が届く。スウェーデンのオリンピック委員会からのもので、そこにはこう書かれていた。〈あなたは1912年7月14日にストックホルムのオリンピック競技場をスタートして以来、何ら届けもなく、いまだどこかを走り続けていると想定されます。スウェーデンオリンピック委員会は、あなたに第5回オリンピック・ストックホルム大会マラソン競技の完走を要請します〉ユーモアたっぷりのこの招待状を読んだ四三は苦笑し、喜んでストックホルムへと向かった。昭和42(1967)年3月20日、ストックホルムのオリンピック記念陸上競技場。白髪の四三は、ゴールテープを切った。その直後に場内アナウンスが流れた。「日本の金栗四三選手がゴールインしました。タイムは、54年8ヶ月6日5時間32分20秒3。これで第5回オリンピック・ストックホルム大会はすべての日程を終了しました」この記録は「マラソン史上、もっとも遅い記録であると同時に、四三が日本のスポーツ界のために「黎明の鐘」となった偉大なる功績を物語っている」のだ。大河ドラマの主人公でもある金栗四三と田畑政治のことがよくわかる特集になっていて読み応えがありました。決戦!大阪の陣歴史は、勝者によってつくられると言われています。その意味では、敗者の側から歴史をあらためて見直すことが真に歴史を知るためには必要なことではないだろうか。研究の最前線からみえてくる徳川と豊臣の関係など非常に面白い記事だったと思います。特別企画2019年を読み解くための世界史講座わが国の領土問題を含めた世界的な問題の背景に迫る興味深い企画。2019年の世界史の流れの一端を知る上でも貴重な記事でした。歴史街道3月号は2月6日発売!来月号にもこうご期待!(2019.1.21記)
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